株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社第46期連結累計期間(2023年10月1日から2024年9月30日)の事業報告にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
当期におきましては、欧州、中東地域における地政学問題の長期化等を背景に世界経済は不安定な状況が続きました。一方で、当社は事業規模拡大を見据えた戦略的施策を展開し、事業活動は好調に推移しました。
特に販売面では、各国の営業情報の連携により提案力を強化するとともに、主要展示会への積極的な出展により、顧客との接点増加と強化に努めました。更に、戦略領域である飲料容器分野に対応した新型機の開発や顧客の生産性向上をサポートする成形機の制御・モニタリングシステム「Vision1」の展開等、市場ニーズを確実に取り込む開発にも注力しました。
その結果、当期の受注高、受注残高、売上高はいずれも過去最高を記録し、営業利益も前期を大きく上回る結果となりました。これを受け、当期の配当につきましては、前期より1株当たり30円増配し、150円と決定し、12月2日よりお支払いをしております。あらためて株主の皆様のご支援とご協力に感謝申し上げます。
今後につきましては、生活必需品に根差した当社の製品需要は着実な成長を見込んでおり、卓越した技術と販売戦略でさらなる事業規模拡大に努めてまいります。
また、気候変動に代表される環境問題などの社会課題対応も当社の重要な責務であると認識しております。当社は、バリューチェーンにおける環境対応を進めるとともに、環境対応技術に強みを持つ当社製品を通して持続可能な社会の実現を目指してまいります。
株主の皆様におかれましては、当社グループの更なる成長にご期待いただき、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2024年12月
代表取締役会長
青木 大一
代表取締役社長
藤原 誠